嫌煙?のススメ・・・その5
日本の夫婦は、そんな距離で長い間いっしょに暮らしているんだ、といって説明したんです。
アメリカなどでは、たいがい部屋が広いし、その隅で夫がタバコを喫っても、妻のところへ煙が屈かないようなこともあるわけですが、日本では違う。
私がいまとくに、肺ガソ、鼻腔ガン、心臓病などで問題にしているのは"直接"受動喫煙なのです。
"間接"受動喫煙が無関係といっているわけではありません。
いかに部屋が広くても換気が悪かったり、喫煙者の数が多いと、問題です。
けれどもタバコの煙が薄められる前に吸われることで、直接受動喫煙がとくに日本では重大だと考えられるのです。
それから、アメリカ人の場合、女性の三八パーセントはオフィス勤めだといわれていますが、そうすると、タバコの煙を吸わされるのは、夫からよりもむしろ職場の同僚のタバコからだと考えられます。
逆に、日本ではまだ夫のタバコの煙を主として吸わされている、といえるでしょう。
受動喫煙の影響を壷るとき、生理学的な測定がもちろん必要です。
タバコの煙の中には四〇、〇〇〇PPMの一酸化炭素がありますが、それが身体の中に入りますと、血色素(ヘモグロビン)と結合して"一酸化炭素ヘモグロビン〃というのが出来ます。
家庭だけでなくて、職場というのもなかなか難しいところですね。



